うどんツアー2002
その1

この話は所謂ツーレポである。
簡単に言ってしまえば「カワサキW1SAという古いオートバイで長距離を走った・・・」
ただそれだけのことかもしれない
しかし、それは僕や周りの人達にとって、それぞれ少し意味のあることだった


2002年4月27日土曜日

 新横浜から9時9分発の新幹線のぞみに乗った。
 そして5時間もたたない14時前には岩国に居た。
 約1000キロの行程がたったの5時間である。
明日からはこの1000キロを逆方向にSAにまたがって走る


 
 友人が借りてるガレージのシャッターを開けるとそこには3台のWが鎮座する
 1台は友人のブルーのW1S、けっこうピカピカの後期型
 もう1台はW650、1年前に友人が「嫁さん用」として新車で買った
 そして黒づくめのW1SA


 出発は明日の朝だ
 だが、それまでにやることは山ほどある
 バッテリーを繋いだ後、まずイリジムプラグを付けた
どんな効能が現れるのか楽しみ!

そして各部を増し締めする
車検を取った3月から100キロも走っていなが
長距離を行く前には予防整備が肝心

よく緩むのはこのあたり

どんなに締めても必ず緩むのがココの上下2本


走行中に前輪が外れたらシャレになりません


とくにキャブのバンジョウは気を使う
もちろん力まかせに締めてはいけない
言い表すのが難しいが「緩んでない状態」
要はそんな感じを維持すればいい

その他思いつく端から締めまくる


こんなとこもけっこう大事
とくにここは落として無くすと後々めんどくさい

なぜ今、岩国から神奈川までこのオートバイで走るのか・・・
 3月の下旬に引越したのだ、そのとき2台のWのうちの1台を岩国に置いていった
 これを神奈川まで運ぶ、それがまず理由のひとつ
 しかしこれだけなら陸送業者に頼めば済むことだ
 そうはいかない理由が他にあった
 岡山に行きたい(そこで美味い「うどん」を食べたい)
 愛知にも行きたい(会ってみたい人がいる)
 このW1SAを試したい
 いろんなことが絡みあっていたのである


旅支度は一応出来た
荷崩れしないか試運転に出かける


錦帯橋は只今50年に一度のレストア中
アーチの明るい色の部分は最近張り替え済みの新品
職人さんが世代交代しても技術は確実に伝承されてるとか・・・


出発前のメーター
8004キロを指している
このメーターはSAじゃなくW1S用のもの
誰かが取り替えたんだろう
当然このマシンの実走距離じゃないな


明けて4月28日の朝7時前

写真奥は海兵隊基地のメインゲート
横須賀のドブ板に似た雰囲気のある通りだが
早朝とあって静かなもの・・・
さあ1000キロの道のりへ出発だ


その2へ続く

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